蓼科blog

2021.07.31

小林覚 個展
第2回『筆のたわむれ』~グルメ編~

この春のリブランドオープンに合わせて開催され、ご来場の皆様から大きな反響をいただきました、小林覚 個展『筆のたわむれ』。「ぜひ、また開催してほしい」とのご要望を多数頂戴し、早くも第2回目となる書画展の開催が決定いたしました。
本展では、当館にふさわしい「食」や「グルメ」に関連した作品の数々が登場いたします。前回の内容から更にパワーアップした“筆あそび”を、思う存分お楽しみください。

与謝野晶子「一汁一菜」

【作家よりごあいさつ】

「コロシアム・イン・蓼科」の安藤孝シェフのお力添えもあり、春の個展に続き、2回目の「筆のたわむれ」展を開催する運びとなりました。レストラン&ホテルにちなんで、今回は食やグルメに関わる筆文字作品ばかりを集め、安藤シェフのお料理とともに楽しんで頂く趣向です。
 1つは、嵐山光三郎さんの著書「文人悪食」(新潮社刊)を題材に、かの有名な文豪たちの「食べ物」にまつわる個性的なエピソードを作品にしたもの。渡辺いっけいさんを主役に、関西テレビで放送された同名の番組のタイトル画に提供した作品を、今回の展覧会用に再編しました。文人たちの思いがけぬ横顔をお楽しみください。
 もう1つは、料理人、食文化研究家として大活躍されているタレント・園山真希絵さんの美しい「肌」を、書道の和紙に見立てて描いた、縁起のいい食材のシリーズ。撮った写真を和紙にプリントして、世界に一つだけのタペストリーに仕立てて展示します。「女体書道」という日本独自のアートとして、今や海外からも注目が集まっています。
 季節の食材をモチーフにした、息子の小林想の油彩をスパイスに加え、このギャラリーに「目で楽しむ小さなレストラン」を1ヶ月間だけオープンします。お客様ご自身に、実際にアーティストとして「参加」して頂ける作品も用意しました。堅苦しい書道展ではありませんので、どうぞ気軽にお越しください。

【作家プロフィール】

小林 覚/こばやし さとる
(書家・筆文字アーティスト・女体書道家)
1966年、神奈川県川崎市生まれ。
小学生の頃より書に親しむ。早稲田大学書道会に入会後、首都圏主要大学の書道部が加盟する「東京学生書道連盟」の幹事長に就任、学生書道連盟展の開催などを通じて人的・書的交流を深める。卒業後の1990年より年1回、早大書道会の同期生である雨宮太虚氏・唐崎英樹氏・古川英文氏とともに、書展「祭ばやし」を開催。伝統的技法を踏襲しながらも典型にはまることなく、「切り文字」「重ね絵」といった独特の手法を用い書の世界に新境地を開く。情報誌やガイドブック、イベントの企画プロデュースに携わる傍ら、近年では流派や流儀を超えた「筆文字アーティスト」として映画やテレビ、ファッション、看板、著名人の名刺など、国内外を問わず様々な分野に筆文字を提供している。世界初の「女体書道家」としての活動もスタート、インスタグラムやYouTubeでその作品を発表している。

筆文字アーティスト・小林 覚の「三左衛門.net」

小林覚 個展 第2回『筆のたわむれ』~グルメ編~

日程 : 8/1(日)~8/29(日)
時間 : 9時30分~16時30分〈8/1(日)は13時~〉
  ※ご宿泊のお客様は21時までご入場可(フロントにお声掛け下さい)
会場 : コロシアム・イン・蓼科「THE GALLERY」
入場無料(ご宿泊以外の方もご入場いただけます)

booking

お電話でのご予約

0267-55-6341